山車からくり情報

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八尾八幡社春季祭礼
越中八尾曳山祭

越中八尾の曳山行事

江戸時代に養蚕や和紙の生産で栄えた町人文化の象徴とされる曳山が6台そろって巡行する八尾の春祭りで、江戸時代の華やかな時代を偲ばせます。
曳山の2階には神を宿した人形が祀られ、1階では囃子方による古式ゆかしい曳山囃子が演奏される、約280年あまり続く伝統的な神事として行われます。
町人の豊かな財力と類まれなる美的感覚によって彫刻・彫金・漆工・彩色などの越中美術工芸の粋が結集された曳山は、豪華絢爛の一言に尽きます。
雅やかな曳山囃子は、浄瑠璃や長唄や清元などをアレンジしたものが多く、各町が競い合って芸の技術を高めたと言われます。
夜には、彫刻や飾りなどは一切取り外され、1台につき400から500個の提灯に付け替えられた提灯山車となって坂の町を駆け上がり、曳山祭は最高潮を迎えます。

日程

毎年5月3日

祭礼場所

旧町地区

見どころ

哀愁ある懐かしい町並みに豪華絢爛な曳山が巡行する様子は時代をタイムスリップしたかのよう。勢いよく豪快に辻々を曲がる「角廻し」や浄瑠璃や長唄などをもとに奏でられる雅やかな「曳山囃子」も見逃せない!

問合せ

越中八尾観光協会 ☎︎076-454-5138

アクセス

(電車)JR高山本線「越中八尾駅」より徒歩20分。
または、コミュニティバスで「曳山展示館」下車。徒歩すぐ。
(車)北陸自動車道「富山IC」または「富山西IC」から約25分。