山車からくり情報

福井県 9月の情報 小浜市

放生祭

小浜の山車行事

放生(ほうじょう)とは、捕えられた魚鳥に法を修して山野、池水に放つ慈悲行で、この放出を放生会(ほうじょうえ)といいます。
天武天皇5年(677)8月に初見されますが、養老4年(720)の宇佐八幡宮放生会として八幡神社で独自の法会として発展してきています。
小浜市の八幡神社は創建年代は不詳ですが、諸々の記録から約1000年の歴史を有するものと推定されます。
中世室町時代には、流鏑馬、管弦、江戸時代は相撲や能などが奉納されていました。
放生祭の出し物は江戸時代、市内にある廣峰神社の祇園祭りに出されていましたが、明治以降、町名改編区制導入などにより、放生祭として定着するに至っています。
大太鼓5区、山車9区、獅子舞4区、神楽5区、神輿1区の24区が交互に隔年で12区ずつ出陣して、伝統の神事芸能を演舞奉納します。
福井県の無形民俗文化財に指定されており、若狭路最大の秋祭りとして豪華絢欄、風流を極める放生祭は、地域の誇る伝統行事として町衆の心意気によって受け継がれているのです。

日程

毎年9月中旬の
土曜・日曜

祭礼場所

八幡神社(福井県小浜市小浜男山9)
旧小浜地区各所

見どころ

日曜日の13時頃から、小浜市まちの駅に設置されるお旅所にて、全ての演し物(だしもの)が集結し順に披露していきます。

問合せ

若狭おばま観光案内所 ☎︎0770-52-2082

アクセス

(電車)JR小浜駅から徒歩10分