山車からくり情報

5月の情報 愛知県 半田市

亀崎潮干祭

亀崎潮干祭の山車行事【ユネスコ無形文化遺産】

「潮干祭」は神前神社の祭礼で、その昔、祭神である神武天皇東征の折、海からこの地に上陸したとの伝説にちなみ、5輌の山車を潮干の浜へ曳き下ろしたことからこの名がつけられました。300年もの長きにわたって祭りの風格・伝統がしっかりと受け継がれています。山車は、名工の手による精緻な彫刻や、豪華な幕類、螺鈿や堆朱・七宝焼などで装飾され、各山車の上では精巧なからくり人形が華麗に舞い踊ります。亀崎潮干祭最大のみどころは、亀崎海浜緑地で行われる「海浜曳き下ろし」です。曳き下ろし坂をいっきに駆け下りた山車は波打ち際で方向を変え、ゴマ(車輪)を洗われながら進み、5輌の山車が縦列に整列します。
亀崎のからくりは、東組宮本車(みやもとぐるま)の前棚人形「三番叟」、上山人形「湯取り神事」。石橋組青龍車(せいりゅうしゃ)の前棚人形「布ざらし」、上山人形「唐子遊び(逆立ち)」。中切組力神車(りきじんしゃ)の前棚人形「猩々(面かぶり)」、上山人形「浦島(面かぶり)」。田中組神楽車(かぐらぐるま)の前棚人形「巫女の舞」、上山人形「傀儡師(船弁慶)」。西組花王車(かおうぐるま)の前棚人形「神官」「石橋」、上山人形「桜花唐子遊び(綾渡り)」の奉納があります。

日程

毎年5月3日・4日

祭礼場所

神前神社(愛知県半田市亀崎町2-92)、 亀崎地区(尾張三社、秋葉社など)

からくり奉納場所

神前神社、尾張三社、秋葉社、亀崎海浜緑地

見どころ

海浜曳き下ろし

問合せ

半田市観光協会 ☎0569-32-3264

アクセス

(電車)JR武豊線「亀崎駅」下車、徒歩約15分 (車)知多半島道路「阿久比IC」から約15分