岐阜県 10月の情報 高山市
秋の高山祭(八幡祭)
高山祭の屋台行事【ユネスコ無形文化遺産】
豪華絢爛の屋台が曳き揃います。飛騨の人々は昔から建築や彫刻が巧みで、“飛騨の匠”と呼ばれていますが、高山祭の屋台はいずれも、それらの匠たちが精魂こめてつくり上げた芸術品。それぞれに神楽台・鳳凰台・豊明台などの名がつけられ、布袋台のからくりが披露されます。
祭の起源は飛騨の領国大名・金森氏の時代(1585~1692年)、屋台の起こりは1718年頃にさかのぼります。巧みな人形の動きを披露するからくり奉納、仕掛けが施された戻し車など、屋台にも匠の技が生きています。からくり奉納は、熟練の綱方が幾本もの綱を操って人形を遠隔操作する大変高度な技術を要するもので、生きているかのような人形の繊細かつ大胆な演技に圧倒されます。宵祭は、昼とは異なる幻想的な雰囲気が魅力。それぞれ100個もの提灯を灯した各屋台が町をゆっくりと巡ります。ゆらゆらと光の軌跡を描く提灯と、漆黒の町並みのコントラストは格別の美しさです。
「写真提供/高山市」
◆日程
毎年10月9日・10日
◆祭礼場所
櫻山八幡宮(岐阜県高山市桜町178)
◆からくり奉納場所
櫻山八幡宮境内
◆見どころ
宵祭:それぞれ100個もの提灯を灯した各屋台が町をゆっ くりと巡ります。
●問合せ
高山市観光課 ☎0577-32-3333
●アクセス
(電車)JR高山本線「高山駅」より、徒歩約20分
(車)東海北陸自動車道「飛騨清見IC」から中部縦貫道「高山IC」