山車からくり情報

愛知県 9月の情報 東海市

尾張横須賀まつり

愛宕神社の山車行事

東海市横須賀町は江戸時代の寛永年次(1624)の頃、馬走瀬(まはせ)と呼ばれる風光明媚な閑静な海辺の村でした。
寛文6年(1666)尾張二代藩主徳川光友がこの地の景観に魅せられ、横須賀御殿を造営。これを機に馬走瀬から横須賀町方へと地名も改められました。
この横須賀御殿に滞在中の光友の旅情を慰めるために、傘鉾まつりとして尾張横須賀まつりを始めたと云われています。
天明3年(1783)御殿跡地に代官所を設けられ、知多半島から西浦一帯を管轄する行政の中心となり人口が急増、横須賀町方は尾州廻船による物流も盛んに行われ経済的にも飛躍的な発展と共に、当時名古屋城下で行われていた山車まつり(東照宮祭等)をこの地で出来ないかと思案し、豊かな資金力を基に祭りのスタイルも寛政年次(1789~)後期から『からくり山車まつり』に移り変わり現在に受け継がれています。

日程

毎年9月 第4土曜・日曜

祭礼場所

横須賀町

からくり奉納場所

愛宕神社前
大どんてん場(愛宕神社南150m先)

見どころ

本楽の日曜日はからくり人形(弓を射る人形、変身する人形、逆立ちをする人形など、それぞれ独特の技を披露する人形)を乗せた山車が神社前に集合します。四人で担ぐ「どんてん」が見られるのは数ある山車祭りでここだけ!日曜日の夜祭では山車が提灯に飾られ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

問合せ

横須賀祭り保存会 ☎︎0562-33-0933

アクセス

(鉄道)名鉄常滑線「尾張横須賀駅」下車 愛宕神社まで徒歩5分
(車)西知多産業道路→横須賀ICより愛宕神社まで5分